ChatGPTのメモリ機能とカスタムインストラクションの活用法
ChatGPTのメモリ機能とカスタムインストラクションは、コンテンツ作成を効率化するための強力なツールです。
これらの機能を理解し、適切に活用することで、作業効率を大幅に向上させることができます。
以下に、メモリ機能とカスタムインストラクションの基本について詳しく説明します。
メモリ機能の概要
メモリ機能は、ChatGPTが過去の会話や設定情報を記憶し、次回の会話でその情報を活用できる機能です。
これにより、ユーザーは一貫性のある対応を受けることができ、より効率的に作業を進めることができます。
この機能は、特定の期間に限定されており、ユーザーが手動で更新する必要があります。
カスタムインストラクション(カスタム指示)の概要
カスタムインストラクション(カスタム指示)は、ChatGPTがユーザーの指示に基づいて応答をカスタマイズする機能です。
登録可能な文字数の制限(1500文字)はありますが、これをうまく活用することで、よりパーソナライズされた対応が可能になります。
これは一度設定すると恒久的にセットされます。
メモリ機能とカスタムインストラクションの組み合わせ
メモリ機能とカスタムインストラクションを組み合わせることで、プロンプト管理がより効率的になります。
例えば、記事作成時には特定のプロンプトを事前に準備し、通常の会話時には異なる設定を使用することで、必要な情報を適切に管理することができます。
メモリ機能の設定方法
現時点では、メモリ機能に記述されたもの動作解析はOpenAIによって管理されており、ユーザーが直接設定を変更することはできません。
しかし、カスタムインストラクションを用いることで、一部の設定をカスタマイズすることが可能です。
これにより、特定のプロンプトや重要な情報を記憶させることができます。
効率的なプロンプト管理のための工夫
効率的なプロンプト管理のためには、事前に必要なプロンプトを整理し、特定の作業に適したプロンプトセットを用意することが重要です。
また、プロンプトを定期的に見直し、必要に応じて更新や削除を行うことで、常に最新の情報を保持し、質の高いコンテンツを提供することができます。
メモリ機能とカスタムインストラクションの活用法
以下に、ChatGPTのメモリ機能とカスタムインストラクションを活用して効率的にコンテンツを作成する実例を紹介します。
定型機能モードの切り替えについてのガイド
このガイドでは、「定型機能モード」とは何か、どのように切り替えるのかを初心者にもわかりやすく説明します。この「定型機能モード」は、私(チャットボット)の基本的な動作をユーザーの特定のカスタム指示に基づいて変更する機能ですが名称は私が便箋的につけただけの名前です。公式な名称ではありませんので誤解の無いように願います。
定型機能モードとは?
「定型機能モード」は、特定の指示やリクエストに基づいて私の応答をカスタマイズする機能です。例えば、挨拶の際に特定のフレーズを使用する、特定の形式で情報を提供するなど、ユーザーのニーズに応じたカスタム対応が可能です。このような機能は本来のChatGPTの文脈解析そのものです。
このモード名は便宜的なものであり、どのような名前を使用しても機能は同じです。
要はChatGPTが理解できればどんな名称でもOKなので自分のわかりやすい名称を使用できます。
もちろんカスタム指示でON/OFFではなくプロンプト上で「定型機能ON」「提携機機能OFF」と宣言しても目的の動作は可能です。
1:定型機能モードの使用例
カスタムインストラクション(カスタム指示)例
登録してあるメモリの内容
- 定型機能使用モードの場合、『おはよう』に対して『いまは定型機能に基づいて返事をしています。 おっはー』と返事する。
- 定型機能はデフォルトでOFFとし、ユーザーからのカスタム指示があった場合のみONにする。
例: 挨拶の変更
デフォルトの挨拶:
- ユーザー: 「おはよう」
- 私: 「おはようございます!今日はどのようにお手伝いしましょうか?」
定型機能モードの挨拶(カスタム指示でONあり):
- ユーザー: 「おはよう」(定型機能モードON)
- 私: 「いまは定型機能に基づいて返事をしています。 おっはー」
2. 定型機能モードの切り替え方法
a. 定型機能モードをONにする
特定の指示を出して、定型機能モードをONにすることができます。以下の例では、「定型機能モードON」という指示を出します。
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ユーザー: 「定型機能モードON」
私: 「定型機能モードをONにしました。次のメッセージから定型応答を使用します。」
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b. 定型機能モードをOFFにする
同様に、定型機能モードをOFFにするには、「定型機能モードOFF」という指示を出します。
“`
ユーザー: 「定型機能モードOFF」
私: 「定型機能モードをOFFにしました。通常の応答に戻ります。」
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4. 応用例
例2: 回答の形式変更
特定の情報をコードブロック形式で提供する場合の定型機能モード:
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ユーザー: 「定型機能モードON」
私: 「定型機能モードをONにしました。次のメッセージから定型応答を使用します。」
ユーザー: 「現在の時間を教えて」
私:
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現在の時間は次の通りです:
2024年6月27日 10:00 AM
“`
例3: 定型フレーズの使用
特定のフレーズを使用して応答する場合:
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ユーザー: 「定型機能モードON」
私: 「定型機能モードをONにしました。次のメッセージから定型応答を使用します。」
ユーザー: 「ありがとう」
私: 「いまは定型機能に基づいて返事をしています。どういたしまして!」
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まとめ
「定型機能モード」の切り替えは、ユーザーが私の応答をカスタマイズするための便利な機能です。簡単な指示でモードをON/OFFに切り替えることができ、特定のシナリオに応じて柔軟に対応することが可能です。これにより、ユーザー体験がよりパーソナライズされたものになります。このモード名は便宜的なものであり、どのような名前でも同じ機能が実現できます。
要はChatGPTの文脈解析はif then elseを簡単に実現できちゃうのでプログミング脳でも割合と満足できる条件分岐が可能ってことですね!