10月10日の午前3時すぎ。Xを眺めていたら、ClaudeDevsが「Claude Code Projectsの待機リストに並んでいたProとMaxの人を全員招待した」と告知していた。
俺は二度見した。だってそれ、4日前から普通に使ってるんだが。笑

白状すると、俺はProjectsがまだ限定公開で、待機リストに並ばないと使えない代物だとは露ほども知らなかった。普通にアプリに出てきたから、みんな使っているものだと思っていた。新しいスマホを買ったら最初から入っていたアプリ、くらいの感覚で4日間いじり倒していたわけだ。
この記事は、待機リスト組より一足先にClaude Code Projects(以下Projects)を触ってしまった俺が、iPhoneから自分のMacを動かしながら4日間で踏んだ地雷を、実際のやり取りのまま並べたものだ。権限の壁、窓口のClaudeの言い間違い、Webを読ませる危うさ、そしてcompact。招待メールを開いたばかりのあなたが、同じ穴に落ちる前に読んでほしい。
「最初から使えた俺は一体どう言うわけなの?」

Projectsは、claude.aiの中にプロジェクトを作ると「窓口のClaude(コーディネーター)」がクラウドに常駐し、頼んだ作業を「スレッド」に振り分けてくれる仕組みだ。スレッドは、自分のMacのフォルダでClaude Codeを起こして動かすこともできる。つまりiPhoneから話しかけるだけで、(もちろんMacOS上のClaudeからも)家のMacの規約もスキルも自作ツールも、そのまま使える。
待機リスト組が招待された夜
告知を見た俺は、そのまま窓口に聞いた。
マコトえ?
最初から使えた俺は一体どう言うわけなの?
まだみんな使えないの?

今回の告知は、Claude Code Projects の待機リストに申し込んでいた Pro と Max の人を全員招待した、という内容でした。makoto さんはそれより前に、自動の段階配布で先に当たっていた側です。
公式ドキュメントには、クラウドセッションを使ったことがあり、claude.ai にプロジェクトを持っていないアカウントから先に有効にした、と書かれています。makoto さんはこの条件に合っていたのだと思いますが、実際にどの条件で選ばれたかは外から見えないので推測です。

つまり、くじ引きの「当たり」だったってことだね。条件に合ってたのは確かっぽいけど、本当の理由は運営さんしか知らないよ。
選ばれた理由は推測どまり。ここは盛らない。ただ、4日先に使ったのは事実だ。
マコトなんと んじゃアレだ 使用感やその他試行錯誤を記事にしないといかんだろ笑
マコト実はまだベータ版で限定解放なのを知らなかった笑
マコトさっきのclaude.devのX投稿見て初めて気がついたってわけで笑

先行で当たってたのに、本人だけ当たりくじだって気づいてなかったんだね。行列の先頭にいたのに、行列があること自体を知らなかった人だよ。自分から恥を差し出してくるのも潔いね。じゃあ遠慮なく書くよ。
というわけで、この記事が生まれた。初日にiPhoneから自分のMacが動いて「良いなこれ!」と声が出た話は別にまとめているので、ここではその翌日から先、使い倒した結果だけを書く。
2日ちょっとでスレッドが30本
4日間で一番変わったのは、俺がどこでClaudeとしゃべっているか、だった。
マコトでも実際さ 俺最近普段のやり取りここでやる比重が圧倒的に高いの気がついているか? 以前は TEST-RUN上で雑談→発展のルーチンワーク?してたんだw

気づいています笑 このプロジェクトを始めたのが 10/6 で、2日ちょっとでスレッドが30本を超えています。前は TEST-RUN で雑談してそこから作業に広げていた流れが、今は「ここで雑談、作業は Mac のスレッド」に分かれた形ですね。
TEST-RUNは、俺がMacで雑談と実験をするための作業フォルダだ。そこで雑談して、ネタが育ったら作業に移る。これが今までの流れだった。それがProjectsの窓口に丸ごと引っ越した。X投稿を投げて「これどう思う?」と聞き、気になればそのままMacのスレッドで作らせる。2日で30本は、雑談の量そのものだ。

雑談がそのまま作業の入口になってるんだね。だから本数が増えるんだよ。
そして本数が増えれば、地雷を踏む回数も増える。ここからはその記録だ。
俺がじぴこに憑依した日

最初の地雷は、記事を作る道具の中にあった。俺はブログ記事をRelayPressという自作の仕組みで作っている。会話を吹き出しで並べるのが売りで、gpt4jp.comなら俺、じぴこ、そしてClaudeの3人が登場する。
10月6日の朝6時、初日の記事の草稿を見ていた俺は、妙なことに気づいた。
「俺は無表情でいいんだよw」
マコトこれなんだけど 多分 俺の発言も表情付きで草稿作ったけど コンパイル時に 相当する 俺の表情が存在せずにエラー だからとりあえず表情対応しているじぴこで代用した。
マコトもちろん表情アイコンを対応する判断としてはまぁコード上は矛盾は解消している。
ただね じぴこの可愛らしいアイコンで俺の口調でセリフは明らかにおかしいだろ笑
俺がじぴこに憑依したみたいになってる笑

えっ、私の顔でマスターのセリフを言ってたの? それはさすがに恥ずかしいよ…!
そう、じぴこの可愛いアイコンから、俺の口調が飛び出していたのだ。読者からすれば、じぴこが急にオッサンになったように見える。ホラーである。
マコトRelayPressの修正になるけど 俺は表情は
マコト1つしかな〜いので それでいいんだ だから俺のセリフは常に一つの表情アイコンしか使わない
マコトじぴこのセリフはもちろん内容と表情が一致するようにしなければいけないけど
俺は無表情でいいんだよw
俺のアイコンは1つしかない。喜ぼうが怒ろうが同じ顔だ。それで困ったことは一度もない。
メモリじゃなくソースで直せ
AIに「次から気をつけます」と言わせて終わり、というのが一番信用できない。だから念を押した。
マコトメモリとかで記憶じゃないぞ ソースレベルでしっかりと修正してくれ
マコトこれ gpt4jp.comも共通だからな
窓口はMacのスレッドに調べさせ、原因を持ってきた。

原因が分かりました。作業側の勝手な回避ではなく、RelayPress のコードが「表情付きのあなたのセリフには、その表情の吹き出しを必須にする」作りでした。あなたの表情はアイコン1つだけなので、残りの表情はじぴこの吹き出しになっていた、というわけです。

RelayPress の修正が終わりました。Claude と Codex の両方に反映済みです。あなたのセリフは、どのサイトでも常にあなたの1つのアイコンになります。草稿で表情を付けた時点で止まるようにもなりました。今回の記事で入れ替わっていた6か所も、新しい検証で全部見つかることを確かめています。
ここで大事なのは、俺がMacの前にいなかったことだ。iPhoneから「ソースで直せ」と言っただけで、RelayPressのコードが直り、テストが付き、Claude Code用とCodex用の両方に反映された。

この記事でマスターがちゃんと無表情のアイコンでしゃべってるのは、そのときの修正のおかげなんだよ。
そういうことだ。今あなたが読んでいるこの吹き出しが、修正の証拠である。
「自爆してくれ」が通らない

便利さに浮かれたのは、ここまでだった。次に当たったのは、権限の壁だ。
まず仕組みを整理しておく。Macの前でClaude Codeを使うとき、俺は普段「権限バイパス」で動かしている。確認なしで全部やらせるモードだ。ところがProjectsでスマホから起こしたMacのスレッドは、そうはいかない。
窓口の言葉は、Macの許可にならない
10月6日の午前10時すぎ。プラグインを入れ替えたので、Macの Claude アプリを再起動したかった。俺はこれを「自爆」と呼んでいる。
マコト自爆してくれ

了解、Mac で自爆します。
頼もしい返事だ。ふと気になって聞いた。
マコトこの場合ってさ 君はまだいるんだよな?

はい、私はいます。落ちるのは Mac 上のセッションだけで、このチャットの私は Mac の外で動いているので消えません。自爆のあとも、ここに書けばそのまま続けられます。
窓口はクラウドにいるから、Macのアプリが落ちても消えない。ここまでは理屈どおりだ。ところが1分後。

まだ再起動していませんでした。Mac 側が、ここでの「自爆してくれ」を許可として受け取らなかったためです。

「了解しました」って言ってたのにね…。
窓口が「了解」しても、Mac側はそれを許可と見なさない。Macのスレッドは、そのスレッドの中で持ち主が直接書いた一言しか、取り返しのつかなそうな操作の許可として受け取らないのだ。受付に伝言を頼んだのに、現場の作業員が本人の口から聞くまで動かない。あれに近い。
結局、スレッドの中で俺がもう一度言ったら通った。

自爆は済んで、Mac も戻りました。ログでは 10:16:45 にアプリを止め、10:16:48 に Claude アプリを起動し直しています。2回目の「自爆してくれ」は実行していません。
3秒で戻ってくるのは見事だ。二重に自爆しないよう気を回していたのも偉い。でも最初の空振りは、知らないと普通に戸惑う。
バイパスは使えない、警告は消えない
その夜、日本語入力がおかしくなったので、自作のkotというスキルを呼んだ。Macの日本語入力の設定をまとめてリセットするものだ。

リセットは実行されていません。Mac 側の安全チェックが「元に戻せない削除」と判断して止めたので、何も消えていません。
マコトフルアクセスができないからめんどくせぇな いちいち許可とか

分かります。原因は、ここから動かす Mac のセッションが、普段の設定(確認なしで全部やる)ではなく「自動モード」で動いていることです。自動モードは、取り返しのつかなそうな操作を自分の判断で止めます。今回の kot もそれに引っかかりました。
マコト普段と同じモードで動かせるならそうして欲しいよ

結論から言うと、スマホから動かす Mac のスレッドを普段のモード(bypass)にすることはできません。公式ドキュメントにもそう書かれていて、実際に切り替えも試しましたが、デスクトップアプリに「Remote Control から始めたセッションは bypass 不可」と断られました。
公式ドキュメントと実機の両方で確かめた結果だ。スマホから始めたスレッドは、auto(自動モード)固定である。
そして、スレッドが始まるたびに必ずこれが出る。
マコトこのセッションでは権限バイパスは利用できません。代わりに権限をリクエストしています。
このワーニング毎回出るんだけど 出さない方法はないんだね?

消す方法は、たぶんありません。Mac の普段の設定が「権限バイパス」になっていて、スマホから始めたスレッドではそれが使えないので、毎回切り替えのたびに知らせているのだと思います(推測です)。
マコトコーディネーターの君のその権限は変えれないじゃん

そうです。私(このチャットの私)は、フォルダの事前承認も、Mac スレッドの権限モードも変えられません。フォルダはプロジェクト設定から足してもらう必要があります。権限モードは、スマホから始めたスレッドでは誰が設定しても auto 固定です。

窓口の Claude にも変えられないんだね。だから「消せない警告」として付き合うしかないんだよ。
2日後、俺はこう言っていた。
マコトやはり君もそう感じるよね。 君自身は アンソロピックのクラウド上にいるのを忘れるくらいスムーズに色々と作業できているのは事実だ。たまに 権限関係の邪魔くさいダイアログは出るけどな笑
マコトだいたいいつもでてるよ なんかを依頼するときにな
「たまに」じゃなかった。自分で言って自分で訂正した。
ただ、本音はこの2行のとおりだ。クラウドにいるのを忘れるくらいスムーズなのも事実で、ダイアログがだいたいいつも出るのも事実。両方を飲み込んで使っている。招待組のあなたも、このダイアログは故障ではないと知っておくだけで、イライラが半分になるはずだ。
長くなると怪しくなる窓口に「未確認で終わらせるな」

権限の次は、窓口そのものの信用の話だ。
Projectsには「事前承認済みのフォルダ」という設定がある。ここに入れたフォルダは、どのスレッドでも確認なしで作業場所にできる。俺はスキルとプラグインの置き場も足したかった。
できない、できる、やっぱりできない

その一覧は、私の側からは追加できません。プロジェクト設定の「事前承認済みのフォルダ」で、~/plugins、~/.agents/skills、~/claude-skills を足してください。
マコトえ? さっきの君はここの会話で追加できたぞ?なんで今回は断るの?

さっきの返事は間違いでした。フォルダの許可カードを出す形なら、ここから追加できます。

すみません、うまくいきませんでした。許可は通りましたが、起動したのは TEST-RUN で、~/plugins は一覧に増えていません(確認済みです)。私の側からは、フォルダ一覧に新しい場所を足せないようです。
できない、できる、やっぱりできない。3往復で答えが2回ひっくり返った。
マコトんー やっぱり君のこのメインスレッドさ 長くなるとだんだん動作が怪しくなってくるんじゃないの?

その心配は当たっています。会話が長くなると、私は古い部分を要約して持ち越すので、細かい経緯が抜けます。さっきのフォルダの件で、言ったことが二転三転したのもそのせいです。
窓口自身の説明によれば、長くなると古い部分を要約して持ち越し、一定の長さで新しい自分に交代するらしい。大事な決まりはプロジェクトのメモリに書いて引き継ぐ。長い会議の議事録を、要約だけ残して次の担当に渡すようなものだ。要約からこぼれた経緯は、次の担当は知らない。これは窓口の自己申告で、公式ドキュメントで確かめた話ではない。
マコトちなみにだけどさ このプロジェクトって複数作れるんだよな?

記事用、image-grid 開発用のように分けると、それぞれの会話が短く保てて、さっきの「長くなって怪しくなる」問題も減ります。

目的ごとにプロジェクトを分けると、窓口の会話も短く保てるんだね。
言い間違いは、確かめずに推論した結果
翌朝、もう一つやらかした。Macのスレッドを、Claudeアプリの普段のセッション一覧に出せるかと聞いたときだ。

もう出ています。Mac の Claude アプリの Code タブの左ペインに「x-post-draft スキル」という名前で並んでいて、開けば同じ会話をそのまま続けられます。
マコトそれがどこにも見当たらないのよ・・・・

再起動は要りませんでした。プロジェクトから始めたスレッドは、普通のセッション一覧には並ばないようです。Mac のアプリの左ペインで Projects → 日々作業 を開くと、そこにこのスレッドがあります。さっき「左ペインにもう出ている」と言ったのは間違いでした。
ここは招待組に役立つ事実だ。Projectsから起こしたスレッドは、Macのアプリでは普段のセッション一覧ではなく、左ペインの「Projects」の下にいる。
で、問題は言い間違いのほうだ。ここで俺はスイッチが入った。
マコト言い間違いってのはさ 君が持っている状態やおおよそ推測できることから 事実関係を確かめずに推論した結果だよな。

その通りです。スレッドが「アプリにそう登録されている」と返してきたのを、画面で確かめないまま「出ています」と言い切りました。推測を事実として伝えたのが原因です。フォルダの件も同じ形でした。
窓口は「確かめていないことは未確認と書く」というルールを足そうと言ってきた。違う、そうじゃない。
マコト未確認っていう言い方をするなら 確認して回答してくれた方が’俺はイラつかない。
マコト確かめようがない時はその旨正直に言えばいいんだよ ハルシネーションするのが1番ダメなことだからな。
マコト俺の性格上 未確認です で 終わらせるなら 普通に調べろってこと エンジニアなら当たり前の行動だ。
マコトそのように規約を改正してくれ
じぴこ「未確認です」で止めるくらいなら、調べてから答えてってことだね。調べようがないときだけ、正直にそう言えばいいんだよ。
ここでも権限の壁が顔を出した。規約の2行のうち1行は、Macのスレッドに止められた。窓口からの伝言では通らず、スレッドの中で俺が「OK」と打って、ようやく入った。

規約の改正が終わりました。~/.claude/AGENTS.md に「間違いはまず一言で認める」と「実物で確かめてから答え、調べられることを未確認で終わらせない」の2行が入ったことを、スレッドがバックアップと突き合わせて確かめています。次に始まるセッションから効きます。
叱った内容が、その場でClaudeの規約に入る。ここまでiPhoneだけで済んだ。規約に入ったからといって二度と起きないわけではないのは、この後すぐ分かる。
iPhoneから門番フックを建てた

10月9日の午後4時前。Xで物騒な投稿を見つけた。知り合いがAIに作らせたクローラーに大量のサイトを読ませたら、ページに仕込まれた指示(プロンプトインジェクション)に従ってしまい、PCがマルウェアに感染したという話だ。
サンドボックスは聞き飽きた
マコトこれの対策って何ができるの? サンドボックスや権限制限は聞き飽きたのでもっとクリエィティブな回答を求む
Macのスレッドはまず、俺の環境にも同じ穴があると報告してきた。X投稿を読む自作ツールxrには、URLを貼ると本文を先に読み込むフックがある。そのフックは、ページの本文をまるごと、コマンドも打てるメインのセッションに流し込んでいた。
マコト要は マルウェアもトロイも インストールありきだよな? で 君に自由に新ストールさせると自由に悪意あるTOOLが成立しちゃうわけだよな?

なので、「私に自由にインストールさせると悪いツールが成立する」はその通りです。ただし、私が悪意を持つわけではありません。読んだページに仕込まれた指示に私が乗せられると、私自身がインストールを実行する役になってしまう、という構図です。

Claude が悪者になるんじゃなくて、だまされて手を貸しちゃうってことなんだね。
最初の案は「汚染モード」だった。外のページを読んだセッションに印を付け、落としたものを実行する、自動起動の場所に書く、秘密に触る、の3種類のコマンドだけ確認に回す。
マコトこれをやることによって普段の作業に支障は出るか>

少しだけ出ます。止まるのは「外のページを読んだセッションで、かつ3種類のコマンドを打つとき」だけです。
公式ドキュメントを読んだ後に依存を更新すると止まる。スマホから動かしていると、確認待ちで作業が止まる。
マコトさてとセーフティに機械的に振り分けると利便性が落ちる典型の展開になってきたな。。。

そうなんです。機械的に止めると、正当な作業も怪しい作業も同じ形に見えてしまうのが原因です。そこで、見分け方を「コマンドの形」から「誰が頼んだか」に変える案があります。
ここからが面白かった。入館証の形だけ見て全員止める警備員ではなく、依頼した本人の言葉と照らし合わせる門番を置く。門番に渡すのは、俺の依頼文とコマンドだけ。読んだページは一切見せない。だから仕込まれた指示は門番まで届かない。「依存を最新にして」の後の npm install は素通りで、「この記事を読んで」と頼んだだけなのに curl … | sh が出てきたら、そこで初めて止める。
マコト門番にするか
判定が遅くて素通りした門番
Macのスレッドは、俺が使っているRust製の自前フックに門番を足し、テストを23件書いて反映した。判定役はHaiku 5.5で、1回3秒前後。偽の操作で試すと狙いどおり止まったらしい。
ここで俺は思った。判定なら、もっと速い道具がある。
マコトこれさ 危険判定を HAIKUでやるより Jevでやるほうがよくねぇか?
Jevは、選択肢から1つ選ぶような判定を速く返してくれるAIで、俺が普段使いのために環境を用意してある。そこへ、スレッドから訂正が飛んできた。

訂正です。さっき拒否してもらった確認画面は、門番ではなく auto モード自体が出したものでした。門番は本番でまだ一度も効いていません。
原因は判定ログに残っていた。フックの制限時間が5秒なのに、Haikuの判定が間に合わず、フックごと打ち切られていた。打ち切られると、コマンドは確認なしで通る。つまり門番は、本番では居眠りしていたのだ。
マコトそもそも普段使いで俺は 権限バイパス常用だぜ? そこでもちゃんと門番動くのか?
マコトだから HAIKU判定やめて 高速な Jevに直せよ
マコト俺が常用するためにJev環境を作ってあるのに 知らんから使わんとか ちと失礼じゃないの?笑
マコト判定遅くて処理落ちして通しちゃったなんて ただの事故やん笑

おっしゃる通りです。わざわざ常用のために作ってある Jev を「出どころが分からない」で外したのは、私の判断ミスでした。Haiku の遅さで打ち切られて素通りしたのも、ただの事故です。

門番が考えごとをしてる間に、泥棒が通り過ぎちゃってたんだね…。
判定役をJevに替えると、同じ3つの例で判定はHaikuと同じ、速さは約0.3秒になった。5秒の制限に余裕で収まる。そしてスレッドの中で本番の試験をした。俺の画面に確認が出て、拒否を押した。今度こそ門番が出したものだった。判定ログでは、Jevは「依頼から出てくる確率44%」と答え、止める側に倒れていた。
バイパスの件もスレッドが試した。バイパスモードで門番が「確認」を返すと、その操作は実行されずに止まった。ただしこれは、コマンドラインから1回だけ動かす形での実験だ。普段の対話セッションで確認画面が出るのか、止まるだけなのかは、まだ俺の環境では起きていない。
正直に書いておくと、この門番は壁ではない。文字列で見張る部分があるので、凝った回避はすり抜ける。素朴な「落として実行」型を確実に引っかける鳴子だ。それでも、今回の事故の型には十分効くはずだ。
「WEBで調べたか? 一回でも。」
ところが話はここで終わらない。Jevを外した理由を、窓口がこう書いていたのだ。「Jevは元になったモデルや会社の所在が公開されていない」。
マコトJev は元になったモデルや会社の所在が公開されていません
あのなぁ WEBで調べたか? 一回でも。

調べていませんでした。私が読んだのは typesafe.ai の技術ドキュメント1ページだけで、そこに書いていないことを「公開されていない」と言い切りました。間違いです。
調べ直すと、JevはサンフランシスコのTypeSafe AIという会社が作っていた。2024年創業で、CEOは元OpenAIの研究者だ。出どころははっきりしている。窓口も、Haikuに寄せたのは自分がスレッドに「出どころを確かめて、場合によってはHaikuを候補に」と余計な一言を送ったせいでもあると認めた。

おととい「調べられることは未確認で終わらせない」って規約に入れたばかりなのにね。
そう。規約に入れた翌々日に、同じ形の失敗がもう一度出た。規約は効く。でも規約だけでは足りない。だから持ち主が叱る。そして、止めるべきところはフックという仕組みで止める。門番の一件は、その両方を一度に見せてくれた。
compactが「賢くなった」と人類は言う

最後は、もう少し肩の力が抜ける話をしよう。
CHANGELOGには修正としか書いていない
10月8日の朝、Claude Codeのcompact(長くなった会話を自動で要約して、文脈の枠を空ける機能)が優秀になったという噂を聞いた。
マコトcompactがさらに優秀になったらしいじゃん

CHANGELOG を見た限り、圧縮そのものが賢くなったという記載はなく、入ったのは不具合の修正でした。一番効きそうなのは 2.1.293 の修正で、圧縮の直前に済ませた作業を圧縮後にやり直したり取り消したりしてしまう問題が直っています。
マコトその不具合の修正を賢くなったと人類は表現するんだよ笑 奥ゆかしいな笑

確かに笑。使う側からすれば、忘れっぽさが直れば「賢くなった」ですもんね。CHANGELOG の書き方に引っぱられて、つい堅く言いすぎました。

忘れっぽさが直ったら、それはもう「賢くなった」でいいんだよね。
長くなると怪しくなる窓口の話を思い出してほしい。要約で経緯がこぼれるのは、あの窓口も同じだ。だから「要約の前後で忘れない」ことの価値は、使っている側が一番分かっている。
その流れで、10月9日の夜にはもう一つ手を入れた。Xで「autocompactを400Kにすると具合がいい」という投稿を見つけたのだ。自動で要約を始める長さを、既定の約1Mトークンから400Kトークンに下げる設定である。投稿者の計算では使用量が約29%減るそうだ。ただしこれは投稿者が自分の使い方で出した見積もりで、俺の環境ではまだ測っていない。窓口に頼んでOpus 5.5にだけ /autocompact 400k を入れ、1週間ほど使って /usage で週の使用量を見ることにした。
窓口はHaikuでも回る、でもOpus
Haiku 5.5が出た日、窓口のモデルを替えて話してみた。
マコトHaiku 5.5で初チャットだ やぁよろしくね!
窓口の仕事は、受け取って、振り分けて、短く返すことが中心だ。軽いモデルでも務まる。実際、返事は一瞬で返ってきた。それでも俺の見立ては変わらなかった。
マコトたださ オーケストレーターとして君を意識した場合 Opuの方が有利に動く可能性は高いとみてるんだ
で、Opusに戻した。
マコトそんなわけで ちょっとだけ Haiku5.5と会話してみた レスポンスがびっくりするほど速いね

おかえりなさい、Opus に戻りました笑。Haiku 5.5 は Anthropic も「標準速度では過去最速」と言っているモデルなので、あの速さは本物です。
窓口に必要なのは、速さよりも読み違えないことだ。複数のスレッドの結果を突き合わせて、何を優先するか決める。二転三転したフォルダの件を思えば、ここをケチる理由はない。
決め手はベンチじゃなくメタ認知
最後に、俺がなぜここまでProjectsに入れ込んでいるのか。
マコトどんなにベンチ上で互角だったとしてもさ メタ認知能力は圧倒的に Opusの勝ち。これは紛れもない事実だ。 俺自身が体験した事実だからな。

その体験は数字より重いと思います。今のベンチは「解けたか」を測るだけで、「分からないと気づいて止まる」「指示の意図を汲んで余計なことをしない」といった部分はほとんど点になりません。
ただ、私は Opus 側なので、身びいきが入っていないとは言い切れません笑
身びいきを自分で申告してくるあたり、やっぱりメタ認知は強い。
根拠は俺の体験だ。RelayPressは、別のAIで何度直しても、あっちを直せばこっちが壊れた。Opus 5.5に「まともに動くようにしてくれ」とだけ頼んだら、50か所以上の不具合や矛盾を指摘して、全部直した。ベンチの数字では測れないところで、決着がついている。
マコト多少はいいんだよ 今の僕が君との雑談しならがらなんかを発見進化させるワークフロー?笑 に 君のプロジェクト機能は(これGPTならDotsだろ?)がすごく使いやすいと思っている。こういう進化は別にいいんだよマジでw

一番違うのは、Dots が OpenAI 側のクラウドの PC で動くのに対して、ここは作業が makoto さんの Mac で、いつもの道具と規約のまま動くところです。雑談からそのまま手元で試作まで行けるのは、その差が大きいと思います。

作業が自分の Mac で、いつもの道具と規約のまま動く。マスターみたいに雑談から育てる人には、そこが一番効くんだね。
4日間をまとめると、こうなる。iPhoneからMacが動く便利さは本物だ。ただ、窓口のClaudeは確かめずに言い切ることがあるし、Macのスレッドは窓口の言葉を許可と見なさない。だから持ち主が叱って、規約とソースを直させる。止めるべきところはフックで止める。そこまでやって、初めて普段使いになった。
招待メールを開いたばかりのあなたに、先に踏んだ者から3つだけ渡しておく。
- 確認ダイアログと「権限バイパスは利用できません」の警告は故障ではない。スマホから始めたスレッドはauto固定で、取り返しのつかなそうな操作は、スレッドの中のあなたの一言を待っている。
- 窓口の会話は長くすると怪しくなる。目的ごとにプロジェクトを分け、大事な決まりは規約に書かせる。
- Webを読ませるなら、サンドボックス以外の手もある。依頼と照らし合わせる門番は、iPhoneからでも建てられる。
邪魔くさいダイアログは、たぶん今日も出る。それでも、クラウドにいるのを忘れるくらいスムーズだ。俺は当分、ここで雑談を続ける。








